製品番号 | No.88367 |
タイプ | ポリ平袋 |
主な用途 | 肥料を入れる袋 |
材質 | 本体:P-life2%+LD乳白80マイクロメートル厚 |
サイズ | 本体:H200*W235mm |
印刷 | グラビア印刷:表面3色(黒、Dic166黄 Dic2564緑)/裏面1色(黒) |
最小ロット・参考価格 | 約7,000枚~(サイズによって変わります) 参考価格:仕様・枚数・時期により大きく変動しますので、お問合せ下さい。 |
詳細
P-life素材
海洋性プラスチックゴミが世界的な問題となっている現在、その問題解決に大きく前進するかもしれない素材、「P-life」を材質に含みます。従来の生分解性プラスチックが特定の条件下(熱、水、土に混ぜ込む等のコンポスト工程)においてのみ分解される性質を持っていたのに対し、P-lifeでは、自然界の光、熱や微生物といった、それほど条件が厳しくない環境でも分解され、自然環境に戻る性質を持ちます。P-lifeの「P」は「Programmable」の意味で、プラスチックの寿命を制御する、といった意味を持ちます。製品の性質上、分解されやすいので素材の耐久性は短くなりますが、まさにそれがこの材質の特徴となっています。従来の生分解性素材は分解される環境基準が厳しかったのですが、そのハードルを大きく下げたことで注目されています。
この製品は堆肥を入れて販売するという目的でご発注をいただきました。生分解性材質の製品であるということで、堆肥との親和性も高いのではないかと思います。また、内部の空気循環を目的とした穴を8箇所設けています。
環境へ配慮した素材としては他に「バイオマスプラスチック」がありますが、バイオマスプラスチックだけでは分解による環境循環は行われないので、それらよりも更に一歩進んだ素材ともいえます。また、このP-lifeとバイオマスプラスチックを組み合わせて使うことも可能で、一層のプラスチック原料の使用量削減に貢献できます。
耐久性とコスト
プラスチックと比較して、袋自体の長期耐久性では劣りますが、代替性能の有用性は見るべきものがあります。コスト面では、P-lifeを混入する必要があるため通常の素材と比較して若干コストは上がります。
特徴
P-lifeを材質に含むことで外見上、表面上の変化はありません。従来のプラスチック製品と同じように扱えます。
オリジナル製作
約7,000枚からの製作が可能で、材質の厚み、色、サイズ、印刷内容等は自由です。
その他
納期
約4週間前後(国内生産)。
ご提案
現時点ではあまり世間には流通していない製品ですので、一度現物をご覧になりたいという方はサンプルもご用意しておりますので、ご遠慮なくお問い合わせください。
SDGs
プラスチック製品が世界的な問題となる中、ポリ袋使用量の削減が求められていますが、ポリ製品自体の素材を「バイオマス」や「米ぬか」、「P-life」等の素材と置き換える事により、二酸化炭素排出量の削減に貢献できます。この「バイオマス」や「米ぬか」、「P-life」その他エコ素材には幾つかのバリエーションがあるので、詳しくはご相談下さい。